雲のやすらぎ 寝心地 いびきの原因って??

いびきは、空気の通り道である上気道がなんらかの原因で狭くなって、そこを空気が無理して通ることで軟口蓋などの粘膜が振動して起きる音をいいます。

喉の周りの筋肉は柔らかく、仰向けに寝るとその筋肉が緩んで喉の奥が下に沈みやすくなるので、正常な状態であっても睡眠中は上気道が狭くなる可能性があります。

普段いびきをかかないのに、疲れた時などのいびきをかく人がいます。このような人は、ストレスや疲れが取り除かれるといびきが収まります。
一時的ないびきは心配する必要はありません。しかし、慢性的ないびきは病気がかくれているので、注意してください。

慢性的ないびきの原因としては、肥満、アルコールの飲酒、喫煙などが考えられます。肥満は、喉や首まわりについた脂肪が上気道を狭くして、いびきを起こします。

鼻炎やアレルギーの人など、口を開けて眠る口呼吸もいびきの原因の1つなので子どもの場合はアデノイドが原因で気道を塞ぎ、いびきが起こる場合もあります。

この他、骨格が原因で顎が小さく、収まりきれない舌が気道を塞いでしまっていびきの原因になります。また、老化と共に筋力が弱まって上気道が狭くなる加齢が原因である場合や、薬を飲んで起こる筋力の緩みからいびきが起こる場合もあります。

いびきは様々な原因から起こりますが、慢性的ないびきは酸素が充分に体にいきわたっていない状態ですので、適切な治療をしてください。
いびきが気になったら、いびきの原因に沿った治療を受けて充分な睡眠がとれるようにしてください。

いびきは上気道が狭くなることで起こるので、呼吸や血液の循環に影響を与えます。その中で最も怖いのが、いびきをかいている人の中には睡眠中に呼吸が止まってしまう人が多くいることです。

これが睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。

睡眠時無呼吸症候群は、眠っている時に10秒以上の無呼吸状態が1時間に5回以上、1晩(=7時間)で30回以上続く状態を指します。聞いているだけで苦しそうですね。当然、目が覚めている時には、無呼吸は起こりません。

SASにより、無呼吸となると息が苦しくなります。息が苦しくなると脳の命令で体全体が息をしようと反応します。

なんとか無呼吸状態を脱して息をする時に、うるさいいびきとなって響き渡るのです。睡眠時に無呼吸状態が何度も続くので、酸欠状態となり血圧が上昇します。

睡眠時に何度も苦しい呼吸をするので、当然深い睡眠を取ることができません。このような睡眠中の状態が、日中起きている時に影響を及ぼします。

しっかり睡眠がとれていないので、睡眠時間が長くても疲労感が抜けません。集中力を欠いて日常生活や仕事にも差し支えます。
また、日中強い眠気が襲ってきて、会議中や車の運転中に眠ってしまうことがあります。

血液に酸素が充分に行き渡らないので、心筋梗塞などを起こすこともあります。
このように、睡眠時無呼吸症候群は自分自身や周りの人の生命にも危険が及ぶ可能性があるのです。

睡眠中に頻繁に呼吸が止まってしまう人は、ただちに病院に行って適切な治療を受けましょう。睡眠時無呼吸症候群の治療はいびきを治すだけでなく、自分自身や家族、周りの人の生活を守るためにも必要なことなのです。

SASは現在治療の対象として、立派な病気という意識を持ってくださいね。

いびきをしっかり治療した後は、雲の安らぎでちゃんと睡眠をとってください。